第七回 吴文荣现身(7-7)(2/2)
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「闻こう」
钢先が颔くと、百威が羽ばたいて、亀の背に乗った。侦察と亲善を兼ねているらしい。
「私はこの亀に凭いて何十年とのんびり暮らしていたのですが、いつの间にか亲和が强くなりすぎてしまったのです。どうか私を、亀から出していただけませんか」
「出すことはできるが、自由にはしてやれないぜ」
「察しはついていますよ。私たちを封印なさっているんでしょう。いいんです、私もそろそろ、兄弟たちに会いたくなってきたところです」
钢先たちは、惊きながら顔を见合わせて颔いた。
「そういうことなら、引き受けるぜ」
钢先が追魔剣を刺そうとすると、亀が言った。
「よろしければ、长江を渡ってからにしましょう。向こう岸はまだ远いですから。船の舻纲をよこしてくれませんか」
李秀が舻纲を亀の方へ投げると、亀はそれをしっかりくわえ、船を引っ张り始めた。
「泳ぐ力だけはあります。速度を上げますよ」
船はたちまち速くなり、钢先たちは船縁にしがみつくのがやっとだった。百威が、竞うように飞んでいる。
ちょうど夜が明けた顷、岸にたどり着いた。
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